ぼんやりとした思索

ある暇人が、脈絡もなく、おもいつきで書き綴るブログ。

ねばり。

物事はいつも理想通りに運ぶとは限らない。たまたま理想通りに運んだのなら早寝すればいい。問題はむしろ人生の大部分を占める、思うようにいかない時間帯にある。

このうまくいかない時間帯にすべきこと、それはただ一つ、「あきらめないこと」。だがこれがなかなかうまくいかない。

あきらめないと何がいいか。それは事がスラスラ運んでいるときには見えないことが見えることだ。だからそこを潜り抜けると次のステップに行ける。でもそこをくぐるとき、人は何とも言えない気持ちを味わう。

私は、毎週末、ある人とオセロで対戦している。その人にはあまり負けたことがない。ところが先日その人に連敗した。打つ手という打つ手がことごとく防がれて、何の見せ場もなく負ける。よく国際舞台で結果を残せなかった選手が、何をしに来たんだろう、というようなことを言うが、もうその時私は、用事を思い出したといって帰ろうかと思った。

でもそこで思い直して、あきらめなければ次につながると自分に言い聞かせ最後の力を振り絞った。しかしそこで第二の問題が発生した。ねばる、といったって実際ねばろうとするといったい何をどうねばったらいいのかわからないのである。粘りを発揮する状況というのはそもそも相当良くない状況なのだから、そこからねばって何かができるというのはもう、それ自体すでに力があることの証拠なのだ。

その点、今日の日本代表は底力をみせたと思う。途中2-0にされてかなり悪い戦況になった。力のないチームだったら、ああなったらもう何も打つ手はない。でもそこから一矢報い、さらに同点に追いつきそうな勢いをみせた。素人&楽天家の私なんて逆転するかと思った。

いずれにせよそういう底力は普段からこつこつ努力を積み重ねることで培われるのだろうし、そうしたうえでチャレンジし、失敗しながらもねばることで次のステップに進んでいくということなのだろう。

今日は、早起きをして、これから二度寝すると気持ちいいのはわかっているが、日本代表を見習ってねばってみよう。代表も私もあと一年でどこまで成長できるか。まあ私は一年後とくに何があるわけでもないのだが。