毎日やる/やりたいときにやる
たいていのことは一日で完結するわけではない。何らかのかたちで一定期間続いていく。
たとえば、ブログを書く!といった時、一日だけ書いて、あとはもう一生ブログのことは考えないという人はあまりいないだろう。たとえその後更新しないにせよ、ブログを書こうと思えば書けるけど今私は書いていない、という意識が少なくとも数か月は続くのではなかろうか。
こういうふうに一度何かを始めるとそれをいつまで続けるか、あるいは続くのか、という問題が生じてくる。そこから上達するとかコツコツ努力するとか、あるいはサボる、とかといった事態が生じてくる。
端から上達する気もなにもなくて、ただなんとなくやる場合もあるにはあるだろうが、やっぱり始めたからには何らかの上達とか、発展とか、そのあたりの前向きな感じの何かを得たいと思うことが多いだろう。
そういう場合、やりたいときにやるのと毎日やるののどちらがいいだろうか。
私は今まで、やりたいことをやりたい時にやる、という発想を好んできた。この発想がもつイメージは、やりたいことというのが自分の中で練られて練られて、機が熟したら一気にかたちになるというかんじだ。
それに対して、毎日やるというのは、そんなふうにいつ来るかわからない大当たりをあてにするのではなくて、とにかくその日その日にできることをこまめに形にしていくというかんじだろう。
やりたいことをやりたい時にやろうとすると、本当はもうやらなくちゃいけない時が来ているのに、機が熟していないとかいって先送りにしてしまいがちだ。毎日やることにしがみつくと、それ自体が目的になって惰性でやってるみたいになるかもしれない。
こう考えてくると、どうやら一番すごいのは毎日やりたくて毎日やるという状態だろう。もう来る日も来る日も気が熟しちゃってるみたいな。
でも、ちょっとそれもどうなのかという気もするが…